<中古編>具体的なメンテナンス方法とは

リフォームの相談

中古住宅購入後のメンテナンス完全ガイド

1. 中古住宅のメンテナンスは新築と何が違う?

Q.

中古住宅を購入しましたが、メンテナンスは新築とどう違うのでしょうか?

A. 専門家の回答

中古住宅は家によってコンディションがバラバラですし、購入時の築年数もそれぞれ違いますよね。なので新築と同じように「何年目に何をする」という通り一辺倒の表はないんですよ。

ゼロからスタートじゃないですからね。それぞれ全部違うんです。

築年数別の考え方

築5年程度の場合:
新築に近いプログラムで対応可能です。最初の5年ぐらいは構造的な問題よりも、シロアリや内部の設備の話の方が多いでしょう。

築10年を超える場合:
外壁や屋根のメンテナンスが必要な時期に入ってきます。まだまだ使えるお家を買ったんだと思いますけど、当然もう10年経って10年分傷んでいますから、どこかでやらなきゃいけないんですよ。

2. まずはインスペクション(住宅診断)から

Q.

購入前にインスペクションをしなかったのですが、今からでもできますか?

A. 専門家の回答

住宅を買うときにインスペクションは絶対にした方がいいんですよ。必ずしてください。

ただ、できないまま買うケースも、買わざるを得ないケースもありますし、知らないまま買ったという人もいらっしゃいます。

そうすると住宅のコンディションが今現状どうなっているのかというのは分からないということですね。

であれば、今でも遅くないのでインスペクションされてみてはいかがでしょうか。

インスペクションで分かること

インスペクションを行うと、以下のような住宅の状態が明確になります:

  • 外壁の状態: 今現状で雨漏りはしていないが、この辺は劣化が始まっているから補修した方がいい
  • 基礎の状態: 問題ないけど、ひび割れが少しあって剥落する兆候がある
  • 床の傾き: 構造的な問題の有無を確認
  • ベランダ: 水が染み込んでいないか、劣化の兆候はないか
メンテナンス計画が立てられる

インスペクションで住宅の状態が分かれば、どこが弱いところか、どこが早めに手をつけた方がいいのかというものが見えてきます。

そしたらメンテナンスは、例えば次は3年目にこれをやる、7年目にこれをやるっていう目安ができるんです。

3. 【実例】バルコニー崩落事故から学ぶ早期発見の重要性

⚠️ 実際に起きたバルコニー崩落事故

専門家の実例紹介

ベランダって当然だけど、だんだん腐ってきて落ちちゃったりするんですよ。

せっかくなんでうちの事例をお話しします。この家はインスペクションして買っていただいたんだけども、その当時バルコニーが若干少したわんでいるっていうのかな…でも見た目には素人さんから見れば「特段そうかな?」みたいな感じでした。

やっぱり家を買う時って「買うこと」がゴールになってしまうので、買ってしまうと安心してしまうのがあって、そのまま何もしないで住まれていたんだと思います。

そして事故が…

その後、バルコニーが一気にドーンと崩壊して、バルコニー建設やり直しということになりました。

たまたま全員お出かけだったので怪我は誰もなさらなかったけど、本当に怖い事例でした。

もし保険に入っていなかったら…

自己負担の場合: 約300万円

4. 瑕疵保険の活用で安心を確保

瑕疵保険とは

中古住宅も一定の条件をクリアしていれば保険に入れるんです。今回の事例のお客さんも保険に入っていて、うちで検査してもらっていたので助かりました。

もし保険で賄えなかったとして自分で実費だとしたら約300万円です。これは大きな金額ですよね。

瑕疵保険の期間について重要なポイント

中古住宅の場合は、今一番最長で5年なんだけども、1年保険、2年保険だったら、先ほどのバルコニーの崩落は保険の対象外になっちゃうんです。

中古住宅の場合は1年、2年という保険よりも、やっぱり5年ぐらいは入ってた方が、何が起きるか分からないからね。

それもまた知識として、本当は不動産会社がちゃんと説明してあげればいいんだろうけども、既存住宅の保険は特に不動産会社も知らない人が圧倒的に多いんです。

5. 定期点検とメンテナンス計画の立て方

点検業者の探し方

点検をどうするかっていう話になりますが、点検だけする業者って世の中に数は無いんですよ。当社もやってますので、ご相談いただければ、そういう会社さんをご紹介できますし、当社のエリアなら、我々が行くこともできます。

中古住宅特有の課題

新築なら1年、3年、5年、7年、10年みたいにスタートラインで一緒だったらできるけど、中古はこの家は5年からスタートをしてないし、10年からもスタートをしてないんです。

例えば買うときは問題ないけど、そろそろリスク高いよっていうことが分かれば、外壁だとすればその瞬間に100万円単位のお金がかかってしまいます。

資金計画の重要性

お金って普通に100万円ボンと出せって言ったってなかなか出せるものじゃないんです。

もっと言っちゃうと、中古を買う前にそれが判断できてればいいんですよね。例えば、物件が仮に購入時は5000万円のお家だけど、3年後にはもう300万円かかるっていうことを見込んだ金額でいいのかどうかという判断もできるでしょう。

6. シロアリ対策は5年ごとに

シロアリ対策の重要性

シロアリは基本的に新築であっても5年しか保証がないんです。薬塗っても5年しか保証がないですから。

5年経過すると、そこからシロアリが来る可能性がすごく高いんですね。そういう面でもシロアリ対策はきちっと予防した方がいいかなって思います。

7. まとめ:中古住宅を長く安全に保つために

中古住宅メンテナンスの重要ポイント

  • インスペクションは必須: 購入前でも購入後でも、住宅の現状を把握することが第一歩
  • 瑕疵保険は5年がおすすめ: 予期せぬ大規模修繕に備えて長期の保険加入を検討
  • 早期発見・早期対応: 小さな劣化のサインを見逃さず、大きな事故を未然に防ぐ
  • 資金計画を立てる: 購入時から将来のメンテナンス費用を見込んだ計画を
  • シロアリ対策は5年ごと: 定期的な予防処置で家を守る
  • 専門家に相談: 点検業者や専門家のサポートを活用する
最後に

その住宅のコンディションを見るためには、まずインスペクションをする。そして瑕疵保険も大事です。

これから中古住宅を買う人は、その部分を含めて検討していただくことをおすすめします。

※この記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。具体的なメンテナンス内容については、専門家にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました